作り手|ARTIST

川連漆器

 川連漆器は、今から約八百年前の鎌倉時代(1193)、
稲庭城主だった小野寺重道の弟、道矩が、この地の豊富
な木材と漆を利用して、家臣に内職として武具に漆を塗
らせたのが始まりと言われています。
 本格的に漆器作りが始まったのは江戸時代初期で、
椀師稼業の記録が残されています。江戸時代中期になる
と、他国にも販路が開かれ、以来、藩の保護政策のもと
に椀や膳、盆、重箱など幅広い漆器が作られるようにな
りました。
 堅牢で実用的、かつ手ごろな値段という、誠実な漆器
作りを続けることで、一歩一歩着実に信頼度を高め、
昭和51年12月、川連漆器は国の伝統的工芸品に指定さ
れました。現在も川連町には、二百近い製造業者が軒を
連ね、活気あふれる産地として成長を続けています。

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川連漆器