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染織のしごと
石田 直
くらしのギャラリー本店

23日(金)から始まりました「染織のしごと 石田直」、
オーダー受注やワークショップと賑やかな3連休でした。
たくさんのお運びありがとうございました。

今回の瓶敷きを織るワークショップでは、お客様と一緒に参加させていただきました。
事前のご案内では4時間程度ということで、本気の内容です。
まずは準備工程から。選んだ2色の経糸がもつれないようクロスさせながら糸を重ねていきます。
クロスさせる方向を意識しながら30回(仕上がりの幅)繰り返し最後は結んで輪っかにします。
数を数えているとクロスさせる向きを間違えそうになったり、しょっぱなから集中力を
要求されます。
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経糸の織り幅、密度を決める「筬(おさ)」という櫛状の道具に、先ほどの経糸を
重ねた順番に通していきます。順番がずれると後々に影響するので、これもまた
集中。
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経糸を通した筬を織り機にセットして、今度は「綜絖(そうこう)」という緯糸を通すために
経糸を引き上げたり下げたりする装置に一本一本、色を交互に経糸を通していきます。
上げ下げした経糸と緯糸の重なりで模様が出来上がっていきます。
順番が違うときちんとした仕上がりになりません。もうずっと集中。
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綜絖に経糸を通し、テンションをかけて結んで準備完了です。(写真は僕がやらせてもらった金綜絖。)
もうこの時点でやり遂げた気持ちになります。が、ここからです。
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僕が選んだのは白とグレー。織り機に向かい、ペダルを踏み替え
白とグレーを上げ下げしながら緯糸を通していきます。
踏木を踏む、緯糸を通す、筬で押し詰める。
単純作業の繰り返しの中で、段数を数えながら、筬で押さえる強さを意識しながら
模様を整えます。4時間、あっという間に過ぎました。
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仕上げに切った経糸の端に結び目を作っていきますが、
これも中々大変です。
文章読んでくださっても、おそらく伝わりきらないんじゃないかと思いながら書いています。


糸の染めからされる石田さん。
しっかりした準備、正確な作業、そして集中力。すごいです。
でも、「あんまり目で見てないです。」とサラリと話してくださいました。
それだけ体にしみついているそいうこと。
流れのなかで出来上がる布は、きちんとされているのに緊張感無く、
マフラーやストールの適度に詰まった布の目はフワリと空気を含んで
あたたかです。

会期は12/2(日)まで。ぜひ会場で触れてみてください。

山本